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6 方針

 

この章では国際DOI財団における方針策定手順を説明し、現行の主要方針を要約して伝えます。

© 国際DOI財団  •   最終更新日: 2016年11月2日

 

6.1 方針策定
6.2 協定
6.3 方針
6.4 暗黙的方針
6.5 永続性の確保

 

6.1 方針策定

方針は国際DOI財団(IDF)の付属定款と設立趣意書に沿って作られます。この枠組みの中でIDFとそのパートナーとの間で正式協定が結ばれ、それらの協定に一致する形で個々の方針が規定されます。

方針はIDF理事会の承認を受けます。方針は定期的に行われるIDF戦略会議やIDF会員会議の協議を通じて作られます。特定の分野を検討する作業部会を通じて方針が作られることもあります。方針は全IDF会員を拘束します。

 

6.2 協定

IDFによって管理されている協定には次のものがあります。

 

6.3 方針

正式な方針書には次のものがあります。

追加的方針には次のものがあります。

 

6.4暗黙的方針

IDFの協定・方針に準拠することによって暗黙的に適用される方針がいくつかあります。主に次のものがあります。

範囲

使用

費用

データ管理

メタデータ

 

6.5 永続性の確保

DOI情報の永続性はDOIシステムの大きな目標であり、DOIの社会的基盤と方針と協定によって保証されます。いずれかの登録機関が何らかの理由でDOI情報の維持管理をやめる場合は、その記録が別の登録機関に移管されます。これは、それぞれの登録機関が国際DOI財団と結ぶ法的協定に定められています。

永続性とは、指定されたエンティティに関する有用情報が時間が経過しても確実に入手可能であることを意味します。最終的には(方針を通じて)社会的基盤によって保証され、メタデータ管理や解決によるインディレクション等の技術によって支えられ、たとえ関連データ(組織名、ドメイン名、URL等)に正当で望ましく不可避の変更があってもファーストクラスエンティティへの参照を維持することです。識別子は正当な変更に際しても永続しなければなりません。組織名やドメイン等の変更には、正当で望ましく不可避の理由があるからです。

「永続性」は不明確な言葉であるため、以下に記す具体的局面から考察しなければなりません。

 

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