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本用語集の中で*が記された用語と定義はISO 26324で指定されています(ISO 26324では記載された用語と定義が適用されます)。* が記されていない用語はDOI®ハンドブックに適用される一般的な定義です。
© 国際DOI財団 最終更新日: 2016年2月10日
インターネット上のシステムによって解決できるという意味。例えばインターネットウェブブラウザにおいて作動可能な識別子は「クリック」でき、何らかの動作が起こります。
アプリケーションプログラミングインターフェース (Application Programming Interface (API))
基礎的技術との関連でDOI®名を管理するために使われる技術的ツール。機能性を提供する技術より上のモジュラー概念層における機能性の記述。DOI®システムの場合、APIはHandleシステムを使用するための仕様を提供しますが、ユーザーがHandleシステムを直接的に詳しく取り扱う必要がないようにします。APIはDOIシステムのサービスやアプリケーションを扱うために書かれたコードの移植性を保証します。
要素の値として使用できる項目。
アプリケーションプロファイル(application profile)*
共通の特徴を持つ1組のDOI名。
注:DOIアプリケーションプロファイルはDOI名をグループ分けするためのメカニズムです。アプリケーションプロファイルの機能的仕様は、カーネルメタデータを構成する1組のメタデータと機能的要件と特定のジャンルのオブジェクトに該当する追加的情報を含みます。それぞれのDOI名には1つ以上のアプリケーションプロファイルが対応付けられます。
DOIメタデータ 仕様で使用される全データ要素とそれらの要素の許容値を格納するもの。
デジタル素材またはデータと当該素材の一意な識別子を主たる構成要素とするデータ構造。尚、DOI名はデジタルオブジェクトの識別子となる場合もありますが、他の形態を識別することもあるため、例えば物理的存在や抽象的存在を識別することもあるため、デジタルオブジェクトの識別子であるとは限りません。
曖昧でない記述とサービスをサポートする構造化データモデルに基づく、DOIシステムの中で指示対象に付随するメタデータ。
注1:DOI構文で指定された順序に並べられた文字からなる名前。
注2:「識別子」や「番号」という用語も同じ意味で使われる場合がありますが、曖昧さが生じる可能性のある場合は使用を控えるべきです。「DOI」を修飾せず単独で使用する場合も曖昧になる可能性があります。このため、先行する記述や特定の文脈から意味がはっきり分かる場合を除き、「DOI」は名詞と組み合わせて使用されています(例えばDOI名、DOIシステム)。
DOI名を構成する形式と文字の順序に関するルール。具体的には、プレフィックス要素、区切り文字、およびサフィックス要素の形式と文字に関するルール。
割り当て、解決、指示対象記述、管理等を通じてコンピュータ可読形式の識別子としてDOI名を割り当て、管理するための社会的・技術的基盤。
オブジェクトの何らかの属性としてではなく、自己のアイデンティティを有すること。例えばアドレスは何かの属性ですが、この属性を持つ物はファーストクラスオブジェクトです。DOI名は存在をファーストクラスオブジェクトとして指示するのであって、ただ単にオブジェクトが置かれた場所を指示するものではありません。DOI名は後ほど場所まで解決できます。
グローバルHandleレジストリ (Global Handle Registry®)
Handleシステムの構成要素(DONA財団のウェブサイト参照)。Handleプレフィックスの名前空間を管理するためのサービスを提供します。グローバルHandleレジストリの中には、特定のプレフィックスを使って作られた識別子を解決するローカルHandleサービスに関する情報が入っています。
DOIシステムの解決要素として使用される技術。Handleシステムは、インターネット等(DONA財団のウェブサイト参照)のネットワークで使用される安全で効率的で拡張性のあるグローバルネームサービスを提供する汎用分散型情報システムです。Handleシステムにはオープンなプロトコル一式と、名前空間と、プロトコルのリファレンス実装が盛り込まれています。DOIシステムはHandleシステムの一実装であるため、DOI名はハンドルです。
「電子商取引システムにおけるデータの相互運用性(interoperability of data in e-commerce systems)」の頭字語。プロジェクトと一連の原則とツールからなる枠組み(フレームワーク)で、1998年から2000年にかけて行われた複数参加者によるプロジェクトに由来します。インデクスフレームワークはDOIシステムにおけるメタデータへの取り組みに分析的基盤を提供します。
インデクスフレームワークで規定された4原則:
複数の独立したシステムが互恵的に協働するため互いに有意義な情報を交換し動作を開始できること。
注:具体的に、相互運用性は複数の独立した疎結合システムが協力し通信する能力です。
ISO 26324:2012情報とドキュメンテーション デジタルオブジェクト識別子システム。DOIシステムを国際規格として採用しIDFをISO 26324登録認定機関として任命した法律文書。
各DOI名に必須の、小規模な標準メタデータ要素一式。
Handleシステムの構成要素。ローカルHandleサービスは1つ以上のサイトからなり、各サイトは1つ以上のHandleサーバーからなります。HandleサーバーはHandleを格納します。「ローカル」という語は、そのサービスが管理上好都合なHandleのサブセット(DOI名等)を格納することに物理的か論理的に限定される可能性があることを意味します。登録機関が便宜上自身のDOI名のためローカルHandleサービスを実施する場合もあります。
構造化されたデータモデルに基づき、DOIシステムの中で指示対象に対応付けられるデータであり、識別と記述とサービスをサポートするため、DOI名の指示対象に望ましい精度および粒度のデータを対応付けることを可能にします。
注: これは1つ以上の中間マッピング操作を伴うことがあります。解決はオブジェクトのインスタンスを返す場合と返さない場合があります。マルチプルレゾリューションは所定のデータ構造の中でオブジェクトに関連する複数の最新情報を出力として同時回答します。
ソフトウェアの機能を拡張して当該ソフトウェアがHandleプロトコルを理解できるようにするプラグイン。doi:10.123/456形式のDOI名を認識し、ブラウザが認識するURLや他のファイルタイプまで解決します。
DOI システムの範囲内にあるデジタル的存在、物理的存在、または抽象的存在。
注1:情報や文書ではデジタル的/物理的/抽象的形態をとる存在が関連する可能性があります(例えば資源、人々、合意)。
注2:特定のDOI名によって識別される特定のオブジェクトが当該DOI名の 指示対象です。
単純な検査で認識できる意味は持たない構文文字列。
注: 意味を判別するにはメタデータが必要です。
既存であり、発行割当者の直接管理下にないサービスで無期限に使用できること。
DOI名の単一解決から提供されるデフォルトURL値。DOI名のマルチプルレゾリューションの場合は1つの値として提供され、DOI名レコードに明確に表示されるURL値。
Handleプロトコルを理解し、Handleシステムと対話可能なウェブサーバーであり、HandleシステムとHTTPとの間でゲートウェイとして機能し、URL http://構文によるDOI名の解決を可能にします。ネイティブリゾルバを使用する場合と異なり、この形式で表されたDOI名に遭遇する標準ブラウザは、ウェブブラウザの機能を拡張せずにDOI名を解決できます。プロキシサーバーと拡張されてないブラウザの利用が、現在のDOIシステムでより一般的なユーザーインターフェースとなっています。コアDOI名解決サービスはプロキシによって使用されますが、プロキシによる制約を受けません。HTTPプロキシサーバーを通して使用されるDOI名は(URLではhttps://doi.org(推奨)またはhttps://dx.doi.org)永続します。
DOI名の登録を要請し、それを受け取った個人または組織。
登録者に割り当てられる一意な文字列で DOI構文のプレフィックス要素の一部を形成しますが、ほかに何ら暗示的意味を持たない文字列。
DOI名をネットワークサービスへ送り、それと引き換えに、特定されたオブジェクトに関する1つ以上の最新情報を、例えばメタデータを、あるいはオブジェクトまたはメタデータの場所(URL)を、受け取るプロセス。
特定のDOI名に関連し、DOI名解決サービスの中で保持され、解決要請に応じて返却される、データの現在値。
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